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金融業界におけるポートフォリオ(Portfolio)とは、資産の「配分」や「内わけ」のことを指す。株・債券などの有価証券や不動産・現金といった金融資産の保有割合だけでなく、株や投資信託などの個別銘柄の保有割合を示すことも多く、銘柄の組み合わせや割合を決定し、ポートフォリオを決めることを「ポートフォリオを組む」と言う。
一般に、金融業界においては、リスクヘッジの観点から資産を分散させることが重要視されており、これらの用語と合わせて、使用されることが多い。
そもそもは「紙挟み」や「書類入れ」を意味しており、金融業界において、これらのファイルで書類(銘柄などの情報)を管理していたことが語源となっている。
「ポートフォリオ」という言葉自体は、金融業界固有のものではなく、創作の世界などでは「作品集」という意味などで一般的に使用される。
似たような言葉に「アセットアロケート(Asset Allocation)」が挙げられるが、こちらは特に、「資産配分」の意味合いで使用されることが多く、個人の資産の現金・有価証券・不動産などの割合を示すことが多い。その際には、より詳細な銘柄の比率のみを「ポートフォリオ」と表現することもある。