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円高とは、「ドル」や「ユーロ」などに代表される外貨に対して、円の相対的な価値が上がる(高くなる)ことである。例えば、1ドル=100円を基準に、1ドル=80円(100円未満)になれば「円高になった(円高が進んだ)」と言い、反対に、1ドル=120円(100円以上)になることを、「円安」になる(円安が進む)と言う。
円高が進むと、外国製品(輸入品)を買いやすくなる(あるいは、日本円での販売価格が低下する)し、国内の物価を下げる傾向にある。特に日本では自動車を始めとした製造業の輸出が国内経済を支えている傾向があるため、円高の際には、デフレが誘発するとともに、株価の下落なども相まって不況に陥ることも少なくない。
また、海外(外貨)での消費が進むため、消費が国外に流出するといった点でも、国内経済に対しては、マイナスに働く。