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マネーロンダリング(money laundering)とは、日本語で「資金洗浄」と呼ばれ、犯罪(脱税、粉飾決算、麻薬や銃の売買など)によって手に入れた“汚れた”資金を、出所や収入源をわからなくすることで洗浄し、”綺麗な”資金とすることである。
複数の銀行口座(特に、架空口座など)の間で何度も資金移動を行う方法や、様々な金融商品の取引を通じて、資金の出所を分からなくする方法が一般的に知られている。
マネーロンダリンを防止するために、日本では、2003年1月に「金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律(通称:本人確認法)」施行され、銀行などの金融機関で新規に口座を開設の際や、高額(一定額以上)の資金の振込を行う際には本人確認(身分証明書の提示)や、取引記録の作成・保存が義務付けら、また、疑わしい取引に該当する場合は、当局に届け出ることも義務付けられることとなった。
資金洗浄やテロ資金の供給を規制し対策法を定める「犯罪による収益の移転防止に関する法律(通称:犯罪収益移転防止法、犯収法)」の施行(2007年4月より)に伴い、「金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律(通称:本人確認法)」は2008年3月に廃止されている。