海外の生命保険は日本と比較し、返戻率が高い貯蓄型の商品がメインです。生命保険の活用方法として日本と海外の意識の違いや考え方について解説致します。

海外の生命保険の見直し事例

日本と海外の生命保険への意識の違い

〇日本では「保険に入る」(掛け捨てがメイン)
〇海外では「保険に投資をする」(貯蓄運用がメイン)

海外と日本の生命保険の加入目的は明確に異なります。
日本は死亡保障や医療保障をメインとした掛け捨ての保険加入がメインですが、
海外では保険金の運用率が日本と比較し抜群に高いため、投資目的で保険に加入しています。

日本と海外生命保険の運用利率の違い

日本の生命保険会社は格付けの高い日本国債をメインで運用するため低リスクですが、運用率はほぼゼロです。
しかし海外の保険会社はS&P500銘柄などの株式投資系ファンドやアクティブ運用のヘッジファンド、債券など様々な投資ポートフォリオを組み、年4〜8%のリターンを提供しています。
日本では「保険で死亡保障を買う」
海外では「保険に投資してお金を増やす」と言う感覚の違いがあります。

海外の生命保険へ乗り換え事例

共働き世帯の生命保険見直し事例

国内大手「定期付き終身保険」から「海外積立保険(変額プラン)」から掛捨て型保険から貯蓄型保険に乗り換えた事例
☑ 解約返戻金 200万円⇒1,400万円
☑ 解約返戻率 14%⇒230%

お住まい:東京都在住
職業  :金融系会社員
ご主人 :35歳
奥様  :35歳
お子様 :なし
世帯年収:700万円

before 死亡保障メインの定期付終身保険
月額:2万円
保険料総額:1400万円
払込み期間:35年間(30~65歳)
死亡保障5,000万円(65歳まで)
満期時の返戻金:200万円
返戻率:14%

65歳までは死亡保障5,000万円と解約返戻金約200万円を受取る内容で、払込保険料は総額1,400万円です。
※保険料は、はじめは月額2万円以下ですが、60歳で契約更新する際には月額7万円以上と保険料が高額になります。万が一の時に死亡保障が5,000万円を家族に残すことが目的の保険です。名前に終身保険と付いているため、貯蓄型の保険と勘違いし契約している方が多い商品です。

after 海外積立保険(変額プラン)
月額:2万円
保険料総額:600万円
払込み期間:25年間(35~60歳)
死亡保障:時価総額に連動(元本+運用損益)
満期時の返戻金:1,400万円(年利6%の場合)
解約返戻率:約230%

現状の国内生保に合わせ月2万円としていますが、将来を見据え、現在の収入から月5万円に設定してもよいかもしれません。またお子さんが生まれた時点で学資保険代わりに追加契約されるケースも多いです。
年利6%で運用できた場合のシミュレーションでは、25年後には600万円が2.3倍の1,400万円となります。
現時点で月々2万円で始め、ライフイベントや将来の収入や支出に応じ柔軟に金額を増減額し、必要に応じて資金を引き出せるようにすることが重要です。

代表 海外投資アドバイザー 野村 元輝担当アドバイザーのコメント
ダブルインカム(共働き)で世帯年収は800万円でお子さんがいらっしゃらないため、現時点での万が一のときの死亡保障を厚くするよりも、将来に向けての長期での貯蓄を増やし、ライフイベント(出産、大学進学、住宅購入、退職など)に備えるために海外積立保険をアドバイスした事例です。掛け捨て型の生保と比較し、満期時の返戻金は1,200万円も多く残すことができます。

4人家族の生命保険見直し事例

国内の終身保険から海外終身保険へ乗り換え事例
☑ 解約返戻金 1,250万円⇒2,300万円
☑ 解約返戻率 104%⇒190%

お住まい:大阪在住
職業  :不動産会社勤務
ご主人 :30歳
奥様  :28歳
お子様 :2人
世帯年収:1,000万円

before 国内保険会社の終身保険
月5万円(保険料総額:1,200万円)
払込み期間:20年間(30~50歳)
死亡保障 :1,500万円(50歳まで)
満期時の解約返戻金:1,250万円
返戻率 :104%

貯蓄型の保険に20年間で総額1,200万円を払込み、50歳の満期時に解約すると104%の返礼率で1,250万円戻ってくる商品です。死亡保障の1,800万円は解約しなければ一生涯続きます。ネットで購入できるタイプの保険商品なので国内の終身保険として返戻率104%は高い方です。

after 海外終身保険
毎月5万円(総額1,200万円)
払込み期間:20年間(35~55歳)
死亡保障 :2,700万円
60歳時の解約返戻金:2,300万円
解約返戻率:約190%

保険料は月5万円以上で20年間の払込期間の商品です。
解約返礼金と死亡保障は3年目以降、毎年上がっていきます。解約返戻金は14年目で100%を超え、20年で147%、25年で190%、30年で247%にもなります。

代表 海外投資アドバイザー 野村 元輝担当アドバイザーのコメント
世帯年収は1,000万円と高く、お子様が2歳の方の教育資金と老後資金を長期で準備するというニーズにアドバイスした事例です。同じ期間と積立額ですが、海外の終身保険の方が、解約返戻率は1.8倍も多く受け取ることができます。

海外生命保険と国内生命保険の考え方の違い

日本では万が一のために、死亡保障を5,000万円残しましょう!しかし万が一がない90%の方は1,000万円以上保険料は掛け捨てになります。

一方、海外ではライフイベントに対し、柔軟に対応できるよう余剰資金を一括払い、または毎月投資に回せる金額を積み立てて、20年30年後に2倍以上の返戻金を受け取れるようにする。というのが海外の生命保険の活用方法です。

海外では死亡保障を安価で購入することができ、かつ 満期時には日本と比較し返戻率がかなり高い商品となっています。どちらが良い、悪いということはありませんが、両方の保険を知ってしまうち海外のタイプを選択する方が圧倒的に多いです。

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