皆さん、こんにちは。海外投資協会の野村です。

今回は、皆さんの中で一番と言っていいほどご質問の多い「香港リスク」について私個人的な見解を含めてここでは書いていこうと思います。

香港リスクについて

具体的な質問としては

  • 香港=中国でしょ?香港の保険会社って今後大丈夫なの?
  • HSBC 香港口座を持っているけど、今後中国の政府に没収されたりしない?

この 2 点に絡めた質問がほとんどかと思いますが、香港の現状から考察していきましょう。

*以下、Jumbo Alliance Funds Limitedの記事 ※引用承認済み

*****************************************

数字から見る返還25周年の香港

2022 年 7 月 1 日、香港は返還 25 周年を迎え、同時に新政権であるジョン・リー( 李家超) 政権が発足しました。
今回は、習近平国家主席が式典に出席するため周辺では厳重な警戒態勢がひかれました。
香港は、過去四半世紀の間に多くの課題を克服し、社会的・経済的発展において大きな進歩を遂げてきました。過去 25 年間の香港の発展は、以下の数字でまとめることができます。

1997年2022年成長率
人口650万人740万人 14%
平均寿命(男性)76.8歳83.0歳+6.2歳
平均寿命(女性)82.2歳 87.7歳+5.5歳
国内総生産(GDP)1.49兆香港ドル2.86兆香港ドル92%
政府財政準備金4,575億香港ドル9,278億香港ドル 103%
外貨準備金80億米ドル4,600億米ドル475%
上場会社数約600社約2,500社 316%
香港証券取引所の時価総額 4兆6,000億香港ドル39.1兆香港ドル748%

金融、税制、法制度、商取引において強みを持つ香港は、世界で最も競争力のある金融都市の1つとして存在感を発揮しつつ、ジョン・リー行政長官とその内閣は、国際舞台で香港をアピールするために、より積極的なアプローチを採用する予定です。香港が中国の対外窓口であり続けるだけでなく、今後も世界の金融ハブとしての役割を果たし続けることは間違いないでしょう。

ハンセン指数

 

4 月以降、世界の株価が年初来安値を更新する中、ハンセン指数は 20,000 から22,500 のレンジで取引されています。このことは、香港の株式市場がその他の世
界の株式市場に比べて相対的に強くなっていることを示しています。1997/98 年のアジア金融危機や 2007/08 年の金融津波のような組織的な市場危機や政治的イベ
ントがない限り、ハンセン指数の 20,000 という支持水準は、短期的にはこれ以上の株価下落を阻止するのに十分な強さを持っているはずです。

*****************************************

一方でこの 25 年の我が国日本はどうでしょうか?

GDP ベースですと、現在は 556 兆円ほどあります。まだ、世界第 3 位の経済大国ではありますが、25 年前から見てほぼ横ばいです。先進国でこんな国は日本以外
ありません。

また、今年に入ってからウクライナ情勢含めたコスト・プッシュ・インフレによる物価高や円安の影響などで我々日本国民の資産は増えないどころか徐々に減っ
ております。

その事にまだ気づいていない日本人も少なくありません。また、トランプ政権時代から続いている「米中貿易摩擦」がバイデン政権になっても解消されないどころか継続している事を考えると、中国としては香港市場を経由して行く流れを考えると、香港にとっては経済的にもプラスと言えます。

金融、税制、法制度、商取引において強みを持つ香港は、世界で最も競争力のある金融都市の 1 つとして今後より存在感を発揮しつつ、ジョン・リー行政長官とその
内閣は、国際舞台で香港をアピールするために、より積極的なアプローチを 採用する予定です。

香港が中国の対外窓口であり続けるだけでなく、今後も世界の金融ハブとしての役割を果たし続けることは間違いないでしょう。
これでも、円安だから海外投資を控えるとか香港はチャイナリスクが多い。と言えるだでしょうか?

日本で円だけで資産をおいている人のほうが今後よっぽどリスクだと思います。

円を外貨に変えて投資する手段として香港の保険を活用してみてはいかがでしょうか?

ご興味・ご相談がありましたらお問い合わせください。

 

オフショア投資のご相談

当協会ではオフショア投資・海外生命保険を活用した「オフショア資産運用アドバイス」及び「香港の優良IFAの無料紹介」を行っております。お気軽にお問い合わせください。

LINE オンライン面談でもご相談頂けます