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VWAPとは、Volume Weighted Average Priceの略称であり、日本語では「出来高加重平均価格(売買高加重平均価格)」と呼ぶ。
VWAPは、証券取引所(金融商品取引所)で行われた取引(成立した売買)について、銘柄ごとの出来高(売買高)を加重平均した価格のことを言い、以下の式で表される。
当日累積売買代金 ÷ 当日累積出来高 = 出来高加重平均価格(VWAP)
例えば、100円で3,000株、105円で5,000、110円で2,000株の約定があった銘柄の場合、
・当日累積売買代金 = 100円×3,000株 +105円×5,000株 +110円×2,000株 = 1,045,000円
・当日累積出来高 = 3,000株 + 5,000株 + 2.000株 = 10,000株
となり、
VWAP(出来高加重平均価格) = 1,045,000円 ÷ 10,000株 = 104.5円 となる。
証券会社からVWAP(平均価格)で有価証券を直接買い取る、「VWAPギャランティ取引」というものも存在し、大量の売買“そのもの”が市場(株価)に影響を与えてしまうこと懸念する、機関投資家や大口の投資家がよく利用する指標として知られている。