海外投資リスク

 

未公開株投資、海外不動産投資、海外事業投資など、今も昔も国内外に限らず、巨額の投資詐欺が後を絶たないのが現実です。

これらのほとんどは、身内や親しい友人/知人からの紹介で話がやってきます。
マルチ商法も同じですね。

では、これらの投資詐欺に騙さるポイントが3つありますので、このポイントを最低限注意して、回避することが大事です。

万が一投資詐欺に合ってしまった場合、集団訴訟や刑事訴訟を起こしたとしてもその会社はすでに支払い能力がなく、投資したお金は戻ってこない、高い勉強代を払ったと割り切って、前を向いて歩いた方がよっぽど生産的です。

それでは投資詐欺の特徴や見分けるポイントについて、見ていきましょう。

投資詐欺のよくある3つの特徴

1、リスクの話がない

  1. 必ず儲かる
  2. リスクはほとんどない
  3. みんなやっているから大丈夫

どんな投資にも必ずリスクがあります。
もっとも低リスクと言われるAAA格付けのカナダ国債でさえ、リーマンショックのような世界的な金融危機が起これば、何が起こるか分かりません。
リスクの説明が全くなく、儲かるだけの投資話は、いくら信用のおける人からの紹介でも一切信用してはなりません。

2、高配当/高利回り

年間配当30%以上!高い配当を詠い莫大なお金を集める投資詐欺が後を絶ちません。  世界的に成績優秀なヘッジファンドでも、年利30%以上の利回りがでることもあれば、マイナスを出すこともあります。投資は1回でも大きくマイナスを出せば、±0に持っていくまでに高いリターンが必要ですので、平均すると年利5%程度になる場合もほとんどです。
投資元がもし本当に30%の高配当が得られるのであれば、個人に高いリターンを払うのではなく、銀行から低金利で借り入れれば、莫大なリターンが得られます。
世界的に見て長期的に安定した利回りを狙うのであれば10%程度が現実的ではないでしょうか。

3、投資したお金が見えない

投資先の企業が格付機関からの信用が低いどころか、帝国データバンクでも照会ができない場合もあります。
投資詐欺で多いのは、このような会社にお金を預け、持ち逃げされるか使い込まれて破産して終わるケースです。
投資先は、証券会社、保険会社など第三者機関に入金され、勝手に使い込まれないようなスキームである必要があります。また第三社機関と見せかけて、オフショア地域(ケイマン諸島、マン島など)のペーパーカンパニーの口座を使用するケースもありますが、経営実態がない会社という点で見抜けることができます。

 

投資詐欺を見抜く3つのポイント

1、リスクに対しての説明

目標リターンに対して、投資内容や市況の変化時に起こるリスクについて、きちんと説明できているかを見極めましょう。また投資するなら、リスクに対しても説明できるパートナー選びは重要です。

2、元本保証で年利10%!

元本保証を謡い、高い利回りを約束するような投資話は基本詐欺商品であると考えられます。

海外の保険会社のオフショア投資商品であれば、変額運用タイプで年利5%~10%、元本確保タイプで15年で140%、固定金利なら年利2.5%程度の利回りです。

これよりも明らかに高い利回りを約束するような投資話は間違いなく詐欺と思った方がよいでしょう。

3、資産状況の専用WEB画面

顧客専用のWEB画面で、資産状況を24時間365日確認できる仕組みがあることがマストです。積立ファンドであれば、契約内容、入金状況、ポートフォリオ、運用利回りまで、随時確認するこができ、ファンドの組換え指示も自由に行うことができます。

 

以上、投資話が来た場合は、これら3つのポイントを抑えご自身でご判断下さい。
あらゆるパターンや商品、巧妙な手口を使われても投資の基本原則を押さえれば大抵は未然に防ぐことができると思います。

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